損害保険経験者と示談交渉人が選ぶ自動車保険のノウハウやおすすめな情報などを聞いてみました。自動車保険を考えている人や見直したい人はぜひ参考にしてください。プロから聞きたい今回のおもな質問
・プロが選ぶならどういうところを見るだろう。・経験者にしかわからない裏話は? ・損保社員が素人の私たちに何か伝えたい気をつけるべきポイントはありますか? ・あまりネットに情報がない「示談交渉」の際の対応を教えてください。 |
自動車保険の商品はたくさんあり最近では「走った分だけ」とか「24時間受付」などがありますがプロの人だったら「自動車保険はどこを選ぶのか?」というのも聞いてみたいと思いました。
中々知ることができない内情や自動車保険の違い、感覚的な自動車保険会社の対応能力を見定め比較することができるでしょう。
このページではプロが選ぶ自動車保険を紹介しています。
管理人:自動車保険で気になるのが入った後のアフターケアや事故対応だと思うのですがプロの観点からざっくばらんに言うとどこの会社が一番良いと思いますか?
損害保険経験者:わかりました。経験者の観点から私が良いと思う保険会社を選んで見ます。ですがあくまでも私の指摘ですので参考として聞いてください。
損害保険のプロと示談交渉人が選ぶ自動車保険は?
1、東京海上日動
東京海上日動は、システムが整っている印象があります。
案件の難易度や難航具合で担当者が機械的にスマートに振り分けられているようでした。
事務的な補佐役の人材も豊富な印象です。そのため、担当者は本来の業務である交渉に集中できる体制があると推測します。
代理店さんもとても紳士的な対応の方が多く、代理店さん窓口でも安心して交渉ができました。感情的な交渉になることが少なく、担当者の教育指導もよくされている会社だと思います。
2、損保ジャパン日本興亜
窓口となった担当者の方がとても親身に交渉 に応じてくれます。交渉はもとより、相手へ全部賠償の約束をしてしまった場合等のアドバイスもしてくれます。また、損害調査をしたうえで適正な査定をして くれますので払いすぎということもありません。払い渋りといわれていますが、払いすぎても次年度の保険料と直結しますので契約者側としては良くありません し、問題のない対応だと思います。
適正金額の早期支払いをされていてとても好印象です。
3、富士火災
印象として経験の豊富な担当者が多く、柔軟な交渉をしてくれます。契約者の説得も積極的にしてくれるので示談解決しやすい印象です。契約数は他社より劣りますが私個人としては印象は良いほうですね。
4、AIU保険
AIU保険は示談交渉の解決という点では ちょっと疑問もありますが、契約者の主張をかなり重視してくれる会社だと思います。ですので、相手方になってしまうとなかなか話を聞いてくれない場合もあ りますので長期化することも多いですが、契約者としては自分の主張を聞いてもらえるので良いのではないでしょうか。
5、三井住友海上
代理店の対応が優れていると思います。相手方の保険が使えない場合であっても保険代理店が窓口になって対応されることも結構多かったです。
元損保社員:これらは、あくまで私見です。 全てにあてはまるわけでもなく、地域性や担当者・部署によっても質はかなり変わると思います。それは、一般の企業であれ、病院であれ、同じことだと思いま す。出来るだけ評判の良い会社を選ぶことは勿論大切ですが、不安な場合はしっかりとした代理店(評判の良い代理店)を選ぶことも一つの手だと思います。 但し、代理店サポートのある保険会社は保険料も割高になることが多いため、保険料重視かサポート重視か比較考量した方が良いでしょう。 |
管理人:今回このように第三機関にお願いして元損害保険会社社員の人や示談交渉人のプロの方からご説明をもらいました。たくさん比較サイトはあるけ れど結局事故などの対応って窓口担当者個々に違うみたいですね。優劣をつけるのって難しいという事がプロの方とお話して分かったような気がします。
自動車保険選びのポイント
(損害保険機構参照)
自動車保険の加入率
車の数 | 対人賠償 | 対物賠償 | 搭乗者傷害 | 車両保険 |
79,625 | 73.3% | 73.3% | 43.1% | 42.6% |
このデーターでわかるヒント
自動車保険は全体の70%以上が加入してるようです。対物対人はほとんどの自動車保険で必須項目としてあるので加入と同時に付帯されるでしょうが車 両保険も40%以上。搭乗者も40%以上であることは意外と多いので驚きます。このように比較する上で40%以上の人が車両保険を利用するということです ので含めた金額が一番安い自動車保険で計算しなければいけませんね。
また30%近くが無保険という事も加味して無保険者特約や弁護士補償特約も付けた方がよいということにもなりますね。
特約も補償も手薄な安い自動車保険ではなくこれらトータルの時代にあった安い自動車保険を選ぶことがポイントとなってくるという事でしょう。